鹿屋市図書館との連携
鹿屋市図書館との連携
第一鹿屋中学校 科学同好会
2011年12月,市立図書館と連携して1/25000スケールの鹿児島湾大型模型展を開くことができました。
市立図書館の研究室の中心には第一鹿屋中学校科学同好会が作成した鹿児島湾岸の模型(縦5メートル,横1.5メートル)が設置されました。この模型は北は霧島山系,霧島市中心地から南端の佐多岬まで鹿児島湾岸(姶良カルデラ・阿多カルデラ・桜島・池田湖・開聞岳等も有り),鬼海カルデラ(薩摩硫黄島・竹島)で構成されていました。
模型のそばには,鹿児島の自然に関する書籍なども並べてあり,見学した子どもたちが模型で興味関心を持ち,詳しく知りたいと考えた時に関連書籍を借りて読むというコラボレーションができました。
見学者の声には次のようなものがありました。
・こつこつと取り組んだ姿勢に感 動します。中学生がこんなうまいものを作ってびっくり!!」
・空から見る鹿児島を間近に見られて良かった。錦江湾のどこが深いのかよくわかりました。
・大変な力作。本当にすばらしい作品です。
・広くて山がいっぱいあるということが良くわかりました。
・立体的ですごいと思いました。海の深さがわかりやすいです。
・学校で地層を習っているので,火山のはたらきにより陸地が起伏に富んでいることが実感できました。
このように見学者の感想は良好でした。図書館から協力を得るばかりではなく,学校から展示物を提供して,図書館のイベントを開催できたことは,これからの学校と図書館との新たな関係を創り出せる可能性を感じることができました。
2012年11月には,特別展「錦江湾奥の自然と人とのかかわり」に協力することとなり、鹿児島大学中央図書館に錦江湾の模型を展示することとなりました。訪れた多くの方々は決まって、サツマハオリムシなどの生体標本とともに錦江湾の立体模型を食い入るように見学されるようです。模型には錦江湾のたぎりの位置や生物の分布状況、各地の地名などのキャプションが付け加えられており、展示物との相乗効果が期待されるつくりになっていました。このようなことから主催者からも展示に欠かせない存在になっているとお褒めの言葉もいただきました。
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