こんなふうにじわりじわりと
火山灰がやってくる。
もののけ姫のシシ神のように伸びてくる。
こう考えると、シシ神というのは、火山の火砕流なのかもしれないな。
緑の豊かな自然が火砕流の通過ですべてを焼き尽くされ、すべての生命の命を奪う。
南九州は平均1万年に一度シシ神に焼き尽くされているようなもの。
長命な屋久杉だって、約7300年前に鬼海カルデラが噴火した後に生まれて、
今まで生きている命。
噴火がなければ、1万年くらい生きているかも。
焼き尽くされた後は、また豊かな自然になる。
自然とは、命とは、そんなことの繰り返しなのだ。
火山を教えている現在、こういうことを生徒にも教えている。
コメント