久しぶりに教室で道徳授業
教科書を活用した完全オリジナル授業です。
教科書+2つの資料(漫画、新聞記事)という構成です。
初任の先生に見てもいいよーって言ったら、見に来てくれました。
だから、いろいろと教育技術も盛り込みました。
★道徳授業「『みんなちがってみんないい』から毛羽毛現」
2021年(6)月(23)日
(2)年(4)組( )番 氏名( )
東京書籍の道徳教科書 18ページ「遠足で学んだこと」を読む。
読んだ後は、この読み物が言いたいことを発表する。
・みんなちがってみんないい
・十人十色
本当に「みんなちがってみんないい」なんです。でも、現実世界では、どうでしょうか。自分とすごく違っている人をいやだなーと思ったり、嫌ったりすることはありませんか。そこで、今日の主題は「『みんなちがってみんないい』から後を考えよう」にします。
次の発問は、個人的な考えなので、発表したい人にしてもらいます。
◆発問1 他人から見てイヤだと点を指摘されたら、なおす努力をするか、しないか。
◆発問2 「する」と答えた人に、努力後に、その点は君らしいから変えなくて良いと言われたら元に、もどす・もどさない
○漫画001
◆発問3 何がいるのでしょうか。
○漫画002~011
皆さんは、この妖怪 毛羽毛現を受け入れられますか。受け入れられない赤 受け入れる青 で割合を示して見せてください。全部赤、全部青、半分くらい赤、少し青などいろいろだが、赤が多い。
読んでみて、次の意見にまとめました。
┌─────────────────────────────────────┐
│X:きたない妖怪をきれいにすることで嫌われなくなる。 赤 │
│Y:きたない妖怪でも自然のままにすべきである。 青 │
└─────────────────────────────────────┘
皆さん、今の気持ちを赤と青で示してください。 赤が多い。
◆発問4 X赤 とY青、どちらに賛成ですか。
┌─────────────────────────────────────┐
│X:Y みんなに赤と青の丸カードをあげてもらう。
│<理由>
│─────────────────────────────────────│
│自分と同じ意見 なるほど
│─────────────────────────────────────│
│自分と違う意見 それは違うだろう
毛羽毛現、悩んでいますね。そんなとき、
○漫画012~016
◆発問5 最後について、なぜ、このようなことをしたのでしょうか。
妖怪の話でしたが、人間に置き換えることができるかな。
○リアルな話があります。新聞記事を見ましょう。
◆発問6 Aに入る言葉は何でしょうか。
「みんなちがってみんないい」は真実ですが、現実の世界ではどう生きればいいのか。考えるきっかけとなりましたでしょうか。
今日の道徳授業の感想を書いてください。
┌─────────────────────────────────────┐
│ ○楽しかったですか。 5・4・3・2・1 (5が一番良い) │
│ ●ためになりましたか。 5・4・3・2・1 (1が一番悪い)です。 │
感想の一部
・毛羽毛現の最後にしたことは、「誰かの役に立ちたかった」と思う優しい気持ちがあって実際の新聞記事を見ても世の中にはこんなに人思いの人もいるんだなと思った。
・少しでも人の役に立つためにね自分もいろんなことに挑戦したい。毛羽毛現のように優しく。
・世の中には、いろいろな人がいて、その一人一人に良いことがある。
・人の価値観は、それぞれ違う。それを否定してはいけないと思う。自分がすべてじゃないし、相手もすべてじゃないから、自分の意思をしっかり持って生きていけばいいと思う。
・差別的に見られていた毛羽毛現は、人の役に立ちたいという思いで、死んじゃったけど、最後に自分のしたいことがやれて良かったと思う。
・だれかのために行動することは、すごく勇気がいることだ。自分も何かで人の役に立ちたいと思った。
・今日の授業で思ったことは、みんな違ってみんないい。みんないろいろな個性があって、個性に対していろいろな意見があるけれど、自分の個性を大切にしたらいいなと思う。
・毛羽毛現に会いたい。
・自分の意見を持つことが大切なんだと思った。毛羽毛現は、彼なりの意見があって、周りの人には、それなりの意見がある。自分の意見と他の人の意見を重ねて、そこから総合的にみて良い意見を考えたら、自分も他人も納得がいくのかなと思った。人にやらせたり、人の意見で動くような人にはなりたくないと思う。
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7月1日は、体育館で学年道徳の予定。
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