全体道徳授業 「これからどうする?中学生!」
2年前に作成した道徳授業「どうする?○○」から、ほんの少し改善して
タイトルも変えた。
でも、中身はほとんど一緒。
この授業を5時間目に全体道徳授業として行った。
1年から3年まで
特に1年から意見がたくさん出て面白かった。
やっぱりオリジナル道徳授業を行うのは楽しいね。
実際の実践記録はまだできてはいないが、
自然界、ここにも放射線があると知ったときは、みんな驚き不安がっていた。
放射線の量が問題と言うことを教えて騒ぎを沈めたが・・・
やっぱり、こんな基本的な事から日本人の基礎的知識にしていかないと、
原子力発電所や高レベル放射性廃棄物の問題を考えることはできないなぁ。
私が毎年やっているような2時間くらいが全国で出来るというのだがね。
さて、授業の大雑把なデータです。
パワポで大型画面で進めました。
実験器具も用意します。
生徒はワークのみ。
ねらい
東日本大震災時に起きた福島第一原発事故による地域の人たちの苦難を知り、発生した放射性廃棄物の処分問題について真摯に考えようとする態度を育てる。
・A5真理の探究。
展開
⑴ 2011年3月11日に何があったか知っていますか?
・答えは、東日本大震災。
⑵ 10年以上経った3月11日近くの新聞1面写真を見ましょう。ある駅近くの住宅写真です。見て気づいたことを何でも教えてください。
⑶ この記事を読んでわかったことを発表してください。
⑷ 11年経っても住民が被災地に戻ってこない。復興できていないのです。普通の地震なら、いくら大地震でも復興が始まっていてもおかしくないのに、なぜ戻ってこないのでしょうか。
○ココにも放射線があることを調べる実験をします。
○「私が2013年に現地で取材した時真写真があります。見てみましょう。」
「福島第一原発事故について説明します。」<東日本大震災による福島第一原子力発電所事故による原子炉の損傷や放射性物質の放出・拡散による住民の生命・身体の危険を回避するために、国は原発事故直後から近くの全住人に避難指示を出した。その後、地域の除染やインフラ・生活環境の整備が進むことにより、徐々に避難指示が解除され、特定復興再生区域が設けられ、最初の写真の様な町並みが作られている。ふるさとに戻られる方々の生活を考えながら、国や地方自治体はいろいろな取組を実施している。>
「まとめます。福島第一原発事故によって、家族が離れ離れになった人、地域社会や家族の結びつきが揺らいでしまった人、仕事や生きがいを失った人、放射線の健康影響に不安を感じる人、そして、いわれのない差別・偏見を受けている人 など今でも多<の人たちが、不安や困難を抱えて生活しています。マスコミなどで報道されることも少なくなってきていますが。このことを心に留めていてください。」
⑸ さて、黒い袋が何回か映っていましたね。あれは除染作業をした結果のものが入っています。これは、現在も福島県にあります。なぜ、すぐに別の所に片付けられないのでしょうか。
◇2013年当時は、道ばたにあったが、現在は、中間貯蔵施設ができて、処理が進んでいること、最終的に県外に持ち出しが決まっていることを説明する。(中間貯蔵施設の説明動画を見せる。)
「ただ最終処分場をどこにするかか決まっていません。そこで」
⑹君たちなら、自分の住んでいる地域に受け入れますか。
「実は、本当に難しい問題です。社会に出るということは、このような答えが難しい問題を考えていくことになります。今のうちに、勉強を通して少しでも頭を使って考える力をつけてください。そして、人の嫌がることをしてくださる方々のおかげで社会が維持されていることも知って感謝の気持ちを持てるよにしてください。そして、受け入れる方がいたら、そこは感謝です。その気持ちを忘れてはいけません」
槇原敬之の「どーもありがとう」PVを見る。
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